えすてぃ's子育て奮闘日記

子育てに奮闘するエンジニアのブログです

出産日前から当日の流れと夫の役割

みなさんは出産日当日、どのように行動したらよいのか、具体的にイメージできますでしょうか。
そもそも、「出産日当日である」というのはどのように判断したらよいのか、わかりますでしょうか。

先日実際に妻が出産を終え、その出産に立ち会った身として、
* 当日までどのように過ごしていたのか
* 当日一日どのように過ごしていたのか
* どのように出産に至ったのか
という点について、まとめたいと思います。

少しでもこれから出産に臨むご夫婦の参考になればと思います。
ただし、出産は一人一人違うと思いますので、あくまで私たちがそうだった、という程度になりますのでご了承ください。

出産日前の数日の過ごし方

基本的には、過ごし方についてはそれまでと何ら変わりません。
妻は産休に入っているため、家でゆっくり過ごしています。
私も育休に入るため、予定日から休みを取っており妻と一緒に過ごしていました。
軽く近所をお散歩したり、家の中で少し体を動かしたり、といったことをやっていました。

妻の体の変化としては、以下のような変化がありました。 * おしるしが出るようになった(おしるしは1度で終わりではなく、何度も出るんだな、というのを初めて知りました。)
* おなかの張りがたびたび出るようになった
特におなかの張りについては、陣痛か?と思われるような10分間隔のものもありましたが、
何回か続いた後にまた数時間来なくなる、という状態でした。
また、間隔もあまり安定はせず10分だったり15分だったりとバラバラでした。 いわゆる、「前駆陣痛」です。
前駆陣痛のときは、たしかにおなかに痛みは感じるものの、
全然耐えられる生理痛のような痛み、とのことでした。

前駆陣痛が来ると、いよいよ来たか!?と思いそわそわしてしまいますが、
これが数日間続いたので焦らないことが重要だなと感じました。
本陣痛が来たときはかなり痛みが強くなるので、それまでは気長に待ちましょう。
腰をさすってあげると、痛みが和らいだようです。
出産のときにもこれは大事なので、このときからどのようにさすってあげるのが良いのかを確かめておくとよいかもしれません。

出産日の実際の流れ

具体的なほうがイメージがわきやすいと思うので、
時系列に沿ってつらつらと記載します。
長くなり読みづらくなってしまうかと思いますが、ご了承ください。

14時頃まで
ここ数日と同じように、前駆陣痛が続きました。
しかし間隔が短めだったり、頻度が高くなってきたように感じます。
また、おしるしが少し多めに出るようになりました。
こんなにおしるしが出るものなのか、と少し不安でしたが、

  • 血がさらさらではなくどろっとしたかたまりに近いものだった
  • 出血量は生理日1日目ほどの量

ということで、少し様子見することに。

16時頃
前駆陣痛のようですが、5~10分おきの陣痛が比較的長く続き、
上記心配の相談もかねて一度産院に電話をして指示を仰ぎました。
このときの陣痛は今までよりも少し強くなってきており、
少しうずくまってしまうくらいの痛みとなっていました。

産院には以下内容を詳細に伝えて相談しました。

  • 陣痛が10分間隔を切ってきているが、少しすると陣痛がなくなる状況。どうしたらよいか。
  • おしるしが何度も出るが、問題ないか。
    産院からの指示としては、
  • 典型的な前駆陣痛なのでまだ待機で問題ない
  • おしるしも、さらさらな血ではなく痛みなどなければ大丈夫
    とのことでした。

17時頃
妻が少し散歩したい、とのことだったので、近所を軽く散歩しました。
すぐ帰ってこられるように、歩いて数分の場所だけ歩いてました。
結局途中で前駆陣痛も来たりしたので、すぐ帰ってきました。

22時頃
陣痛はちょこちょこ来ていますが、間隔はバラバラでした。
5分間隔になったり、15分以上空いたり。
まだ前駆陣痛か、ということで少し様子見。

23時頃
急に5~7分くらいの間隔での陣痛が続くようになりました。
また、痛みもかなり強くさすってあげないと話もできないくらいかなり辛い状況です。
6,7回来たあたりで、産院に電話しました。
0時を回ってからなら入院費が1日分減るがどうするか?と聞かれましたが、
妻もかなり辛そうだったのですぐ行くことを伝えました。

そのあとすぐに陣痛タクシーを呼びました。
 ※陣痛タクシーは、事前に登録をしておきました。
  事前に住所、産院を登録しておくことができるので、電話一本で簡単にタクシーを手配することができます。
  破水などの心配があるので、タクシーで行くことを考えているなら登録必須だと思います。

10分ほどでタクシーが来たため、すぐに産院へ。
23時半頃に産院に到着しました。

産院到着後
夜間口から案内され、すぐに内診をしてもらいました。 この時点で子宮口がすでに5cm開いていました。
出産用の服に着替え、分娩室に案内されました。
ここで子宮口が開くまで陣痛に耐えて出産まで進めるということでした。

午前2時頃
陣痛が少し弱まり、思ったように進みませんでした。
再度内診をしましたが、6cm弱くらいにしか開いておらず、
いったん陣痛室に移動して待つことになりました。
陣痛室はベッドとちょっとしたテーブルが1つあるのみですので、
私はベッドの端っこに乗せてもらっていました。

午前3時頃
相変わらず陣痛が3~5分おきくらいに来る状態です。
痛みはかなり強いので、陣痛が来るたびに腰を強くマッサージします。
さするよりも、指で強く押すやり方が痛みを軽減できるようです。
マッサージの有無で、痛み度合いが半分以上軽減される、と言っていたので、
ここはまさに夫が一番支えなければならない場面ですね。
また、テニスボールをお尻の下に置き、お尻を圧迫して痛みを軽減しています。


陣痛が弱い場面では、私に少し仮眠をとらせてくれました。
コロコロのマッサージ道具を持って行っていたので、自分で簡単にマッサージすることで耐えてくれていました。

午前4時頃
陣痛の間隔が10分以上空くようになってしまいました。
10分以上空いてしまうと、前駆陣痛扱いとなってしまうらしく、
陣痛継続時間はまた0からカウントされるようになります。
※出産記録に陣痛時間を残すときの基準になるらしいです。

このとき、妻も少し横になって仮眠をとりました。

午前6時頃
産院から朝食が運ばれてきたため、朝食をとりました。
この頃もまだ陣痛が安定しません。

8時頃
陣痛がなかなか促進せず、子宮口の開きも進みが悪い状況でした。
そのため、この時点で促進剤を使う判断がなされました。
最初はごく少量から始め、徐々に増やすため突然強い陣痛を起こすものではないとのことでした。
このあたりで子宮口は7cmほどだったかと思います。

9時頃
陣痛がものすごく強くなってきました。
マッサージがないと耐えがたい痛みになっているように感じました。
間隔も2~3分ほどで安定してきました。
このころから、腰を強くマッサージすると同時にお尻をテニスボールで強く押していました。

10時頃
陣痛がどんどん強くなっており、ピークに近いです。
内診し、子宮口もほぼ開いてきていたので分娩室に移動しました。

10時半頃
いよいよ本格的な陣痛です。
思いっきりマッサージしていますが、それでも痛みは耐え難いレベルの痛みです。
妻の叫び声を聞いていると、やはり胸が痛みます。
自分ができることは必死にマッサージしてあげることだけです。

11時頃
いよいよいきみに入ります。
陣痛に合わせ、いきんで赤ちゃんの頭を出していきます。

11時半頃
お産直前ということで、4,5人の助産師さん、お医者さんが集まりました。
しかし頭が骨盤・恥骨に引っかかってしまいなかなか出てきません。
いきみを繰り返し、少しずつ頭を出していきます。
しかしいきみを止めると少し出ても戻ってしまいます。
この頃、もう私ができることはあまりありません。
声をかけてあげること、汗を拭いてあげること、手を握ってあげること。
本当にそれくらいしかしてあげられず、もどかしい気持ちでいっぱいです。

12時頃
助産師さんがおなかを思いっきり押して赤ちゃんを押し出します。
それで少し出そうにはなりますが、やはりまだ出すことができません。
会陰が避けるのを防ぐため、会陰切開が行われました。
数回おなかを押して出そうと繰り返しますが、どうしても頭が通りませんでした。

12時10分頃
仰向けでいると、赤ちゃんが少し苦しそうということで、吸引分娩が行われることになりました。
赤ちゃんの頭に吸引機を付けお医者さんが引っ張り出します。
これでようやく頭が通りました。
あとは助産師さんが赤ちゃんを引っ張り出します。
そして無事、赤ちゃんの誕生。
待ちに待ったこの瞬間です。
何度思い出しても泣けますね。

ただ出産はあと少しだけ続きます。
このあと、少しすると胎盤が出てきます。
胎盤が出たら、切った会陰の縫合をして終わりです。

以上が出産までの流れでした。
妻はものすごく大変だったと思いますが、母子ともに元気でいてくれて本当に良かったです。

夫ができること

夫ができることは限られてはいますが、それでもないのとあるのでは大違いです。
できることはすべてやってあげたいですね。

流れの中でも少し記載はしていますが、改めて夫ができることをまとめてみます。
妻も二人で出産した、と言ってくれたので、少しだけでも役に立てたということかな、と思っています。
当たり前じゃん、ということもあえて記載しておきます。

以下に列挙します。

  • 水を飲ませてあげたり汗を拭いてあげる。
  • 移動のサポートをしてあげる。
  • 陣痛時に腰をマッサージしてあげる。
  • 陣痛のピークが近くなってきたら、腰だけでなくお尻をテニスボールなどで押してあげる。
    分娩室に入った後もしばらくは陣痛に耐える時間があります。
    この時間も、マッサージは継続します。
  • 分娩中に、声掛けをしてあげる。
    がんばれ、という声かけはもちろんのこと、
    助産師さんのアドバイスをよく聞いて、状況を見ながら妻に繰り返し伝えてあげるというのも意味があると思います。
    出産中は妻も必死なので、アドバイスを繰り返し伝えてあげることで姿勢などを意識できるようになります。
    当然状況を見ながら、です。むやみに繰り返していても逆にうるさい!となる可能性が大きい気がします。
  • 普段からよくコミュニケーションをとって、側にいることで心の支えになれるような存在になる。
    自分がそんな存在になれているのかはわかりませんが、そうありたい、とは思っています。
    身体的な痛みの軽減はできなくても、精神的な支えがあることはきっと出産を乗り越える糧になると思っています。
    出産日当日にいきなりそんな存在になることはできないので、普段から信頼しあえる関係でありたいですね。

おわりに

立ち合い出産の体験記をまだ読んでいない方はそちらもよければご覧ください。
そちらでは立ち合い出産で感じたことを記載しています。

出産は何度も経験するものではないのでわからないことだらけですが、
いざその状況になってみると必死に妻を支えることに注力していました。
まだまだできることはあったのかもしれませんが、結果として少しでも妻の助けになれたのでよかったです。
普段からよくコミュニケーションをとって、お互いのことをよく知っておくことが、
よいサポートをできる一番の方法なのではないかなと思いました。

立ち合い出産の体験記

立ち合い出産を終えて

本当に立ち合い出産ができてよかった、
次がもしあれば、今度も必ず立ち合い出産をする、
もし皆さんが立ち合い出産をできる機会に恵まれたのなら、ぜひ立ち合いをしてほしい
というのが率直な感想です。

もちろん、出産をする妻(奥様)の意向も大切ですが、
実際に立ち会った身としては、立ち会わない理由が見つかりませんでした。

せっかくなので、立ち合い出産をやってよかった、と思える理由についてまとめたいと思います。 ※立ち合い出産時に夫ができることなども書こうと思いましたが、長くなってしまったので別記事としたいと思います。

立ち合い出産をしてよかったと思う理由

  • 生まれたばかりの赤ちゃんに会うことができる
  • 子どもを産む大変さを自分の目で見ることができる
  • 妻を励ましたり、頭を支えてあげるなど、少しだけでも手助けができる

大きく分けて上記3つが理由です。
1つ1つ詳細を記載します。

生まれたばかりの赤ちゃんに会うことができる

産まれた瞬間の産声を聞いた瞬間の感動は忘れません。
これは言葉で言い表すのが難しく、経験しないとわからない感動だと思います。
産まれた瞬間の感動を味わうことができるのは、この時しかありません。
妻と一緒にこの瞬間を味わえたことは本当に良かったです。

また、感動だけではなく「自分の子どもが産まれた」という実感も沸いた瞬間でした。
もし立ち合いをしていなければ、きれいに体を拭かれてきれいなおくるみにくるまれた状態の赤ちゃんが最初に見る赤ちゃんになります。
もちろんきれいな姿であっても自分の子どもが産まれたんだな、という実感はとても大きいと思います。
比較のしようがないので確かなことはわかりませんが、羊水も血もついた状態で取り上げられた姿を見たことで、
「ああ、産まれたんだな」という実感は大きくなったように感じます。

どのように子どもを産んだのか、産まれたのかを自分の目で見ることができる

出産をすることがどれくらい大変なのか、どんな苦しみがあるのか、我々男性は決して体験することはできません。
また、話で聞いたところで想像することしかできません。
私自身も、めちゃくちゃ痛いし、苦しいし、大変だろうな、というのは想像はしていました。
しかし自分の目で直接見ることで、今まで想像でしかなかった苦労を、肌で感じることができました。
もっと言えば、想像していた以上に壮絶でした。

たくさんの助産師さん、看護師さんに支えられて出産をしている様子、
たくさんの方が強く握りしめたことにより皮のはがれた分娩台の手すり、
陣痛の想像を絶する痛みに耐え、叫び苦しむ妻の姿、
分娩室での1つ1つのできごとが想像だけではわからないものばかりでした。

その苦労を肌で感じたことで、妻への感謝、自分が子育てをするという自覚、子どもが産まれることへの感動、など様々な思いが何倍にも何十倍にも膨れ上がったように思います。

妻を励ましたり、頭を支えてあげるなど、少しだけでも手助けができる

陣痛・出産の痛みは想像を絶します。
自宅や陣痛室で陣痛に耐えている間は妻を支えることができますが、分娩室に入ってからもその苦しみはしばらく続きます。
そのとき、少しでもその苦しみを軽減させてあげたい、心の拠り所になってあげたい、と心の底から思いました。
もし立ち合い出産をしない場合には、最後は妻一人で耐えることになります。
立ち合い出産をするとき、夫がやれることはまったく0ではありませんでした。
お産に入る前には腰をさすってあげる、いきむときに頭を支えてあげる、汗を拭いてあげる、陣痛の合間に水を飲ませてあげる、など、いろんな行動をとることができます。
また、精神面においても、傍にいてあげる、声をかけてあげる、手を握ってあげる、くらいしかできませんでしたが、
それでもきっと少しだけでも心の支えになってあげられたかな、と思います。

自分で書くのは少し変ですが、妻と話をしている中で、「立ち合いをしてくれたことで支えになっていた」と感謝の言葉をもらえました。(感謝したいのは私のほうなんですけれどね)

立ち合い出産はただ見守るだけではない、行動によってはほんの少しだけでも妻の助けになれる、ということですね。

まとめ

以上が3つ挙げた理由の内容になります。 感情をすべて文字に起こすことはできないのでうまく表現はできませんが、
胸が熱くなるような感動や、苦しむ妻を見て胸が締め付けられるような気持ち、
妻や産まれてきた子どもに対する愛情などたくさんの味わったことのない感情を味わいました。
記事にする都合上3つに分類しましたが、まだまだ書こうと思えば書けると思います。
立ち合い出産をしない選択ももちろん否定する気持ちはありませんし、
何が一番良い、というは決められないと思いますが、
主観的な意見としては立ち合い出産はぜひ一度検討してみてもらいたい、と思います。

最後に

月並みですが、出産というのはものすごく大変で、苦しいものだと思います。
私は夫として妻を支えることにできる限りの力を尽くしたつもりですが、それでも妻の苦労は計り知れません。
感謝してもしきれず、陣痛を耐える妻の姿、産まれてきた瞬間を思い出すたびにうるっと来てしまいます。
この気持ちはいつまでも忘れたくないですね。
これから子育てする中でたくさん苦労があると思いますが、この日のことを思い出しながら頑張っていきたいと思います。

新米パパ:えすてぃの自己紹介とブログの紹介

前書き

ご覧いただきありがとうございます。
初投稿ですので、読みづらい点などあるかと思いますがお許しください!

このブログについて

このブログでは、新米パパが経験した妊娠中の話から子育ての話を中心に、記録として残していくものです。
調べたことなどもまとめていくので、何か参考になることがあればうれしいです。

自己紹介

さっそく自己紹介に入ります。

簡単なプロフィール

1991年生まれ。
2014年に東京で新卒入社した会社にてWEBアプリケーション開発、導入・保守コンサルを経験。
現在も会社は変わらず、開発をメイン業務として担当。
2020年に結婚し、2021年4月に第一子となる男の子が産まれた。

プライベートに関して

2020年に入籍。
中国籍の妻だが、日本人並みに日本語はペラペラ。
結婚を機に東京にてマンションを購入。
2021年4月に第一子となる男の子が産まれた。
それと同時に3か月の育休に入り、育児に専念。

仕事に関して

WEBアプリケーションエンジニアとして働く。
コロナの時期に在宅ワークが始まり、それ以降恒常的に在宅ワークを継続。

育児環境

都内マンションにて夫婦2人で協力して育児をする予定。
私の実家は他県で妻の実家は中国なので、あまり手助けは得られないかな、と思っている。
育休中に山梨に帰る可能性はあるが、妻の実家ではないので妻の気疲れが心配。
基本は東京の自宅で子育てになる想定。
1年後には妻は復職する予定で、共働きをしながら子育てに奮闘する。

雑記

子供が生まれたことをきっかけに、ブログを開設しました。
妊娠中からたくさん調べ物をして、これからもたくさん調べ物をすると思うので、
その記録も兼ねて情報をまとめていけたらと思います。
先輩パパ・ママのみなさんからもたくさんアドバイスを頂けると嬉しいです!

わが子、マジでかわいい。
親バカになる気しかしません。

baby
生まれた直後の写真